2018年8月2日、最高気温36度の猛暑、東京。りそな銀行東京中央支店は、別の熱気に包まれました。創業手帳×りそな銀行「起業セミナー」が開催されていたためです。女性も多く、30名を超す方々にご参加いただき、ワークショップも交え起業の心構えや支援策をご紹介しました。

自身の経験に基づく「起業に際してやるべきこと」などを、1時間半にわたって語った創業手帳の代表、大久保幸世氏。その後、りそな銀行より創業支援策をご紹介しました。参加者からの個別具体的な質問や相談もあり、参加者の方々の“本気度”が窺えるセミナーとなりました!

1 創業手帳の生みの親、大久保幸世氏の「起業経験」

「今日は、なるべく実践していただく、1つでも2つでも実行できることはないかということで聞いていただけると嬉しい」という大久保氏の語りかけでセミナーがスタート。ワークショップでは隣・前後の参加者と話をするということも分かり、緊張の中にもワクワク感が高まります。

大久保氏の説明によると、創業手帳が毎月発行する「創業手帳」には、起業する方が無料で使えるさまざまなサービスが掲載されています。女性版、総務版、広報版、資金調達版などもあり、起業後、それぞれの課題が出たときにWebから申込むと、それらが送料無料で届きます。

その他、創業手帳には、りそな銀行による支援策や会計ソフト、ITツールなど「起業したらこれは使うだろうな」というものが一通り入っているため、「ぜひ使い倒してほしい」と大久保氏。こうした仕組みは、大久保氏が語った自らの起業経験に基づいているのかもしれません。

不動産業を営む父親の下、さまざまな「社長」を見て育った大久保氏。保険会社に就職した後、ネット通販会社の立ち上げ期にジョインするなどの経験を経て、創業手帳を起業しました。「会社の母子手帳」のように誰もが使えるガイドブックがあれば……という思いがあったといいます。

2 起業初期に「これだけは知っておきたい」大切なこと

起業する際に最も必要なのは、「思い」です。なぜ起業するのか。どのような課題を解決する商品・サービスなのか。こうした思いを形にするために、まず、「このアイデアは良いのか」「商品として買ってもらえるのか」などを、ヒアリングしなければならないと大久保氏は説きます。

起業する際のアイデアに関しては、「数」が大切であるという話も出ました。アイデアが少なければ、選択肢が少なくなってしまうからです。アイデアを貯めたり、掛け合わせたりして考え、そして実行する。すなわち「やってみる」ことから全てが始まるということでした。

こうした「起業する際に知っておきたい大切なこと」を踏まえ、参加者が「自分のゴール」や「世の中の課題と自分の仕事」などと向き合ったワークショップ。「これから世の中で増えるもの、減るもの」といった課題などは、参加者のアイデア出しにも大いにつながったことでしょう!

また、起業する方にとって、大きな関心事は「資金」です。大久保氏の話は、資金調達や資金繰り、初期投資などにも及びました。例えば、商品が売れるタイミングと入金のタイミングは違うので初期投資を甘く見てはいけないことなどは、参考になったのではないでしょうか。

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3 りそな銀行による“本気”の創業支援

りそな銀行からは、コーポレートビジネス部営業力強化グループに所属する大江拓也氏が登壇し、りそな銀行が行っている創業支援の取り組みを紹介しました。大江氏は現在、主に創業企業さま向けの商品企画などを行っています。

「創業応援パック」「法人口座開設WEB申込」「りそなCollaborare(コラボラーレ。通称りそコラ)」「りそなビジネスローン『活動力』」。この4つが、りそな銀行による創業支援の取り組みです。どれも、りそな銀行が「創業企業さまの負担を少しでも軽くしたい!」と本気で思い、実現したものです。

例えば、「創業応援パック」は設立1年未満の方が対象で、その名の通り、優遇パッケージを設けて起業する方を応援しています。法人版インターネットバンキングが12カ月無料、提携企業(りそな総研など)サービスの優遇などは、金銭的に大きなメリットがあるといえるでしょう。

「平日の日中、銀行に行く時間はない!」という方に朗報なのは、「法人口座開設WEB申込」です。これを使うと、口座開設のお申込みを24時間365日いつでもWebから可能となり、来店回数を減らすことができます。「日中の時間は営業活動、事業活動にしっかり充てて、空いた時間で手続きを行っていただければ」と大江氏は語ります。

資金調達の方法って? 成功するにはどのような思考術を身に付けておけばよい? など経営者の疑問を解決するのが、りそな銀行による本サイト「りそなCollaborare(コラボラーレ。通称りそコラ)」です。今後は、与信管理サービスなどの会員特典も増やしていく予定です。

この「りそコラ」記事の一部は一般公開されているので誰でも見ることができますが、会員になると、会員だけの特典として「りそなビジネスローン『活動力』」を利用することができます(審査が必要です)。決算が未到来の創業企業さまでもお申込みができ、ATMでの借り入れなどが可能なため、創業企業さまの心強い味方となるでしょう!

大江氏の説明後、熱心に質問してきた方がいるなど、りそな銀行の4つの取り組みには、参加者の方々から関心を寄せていただきました。りそな銀行が起業する方を“本気”で思うこれらの取り組みは、りそな銀行Webサイトでも確認できます(本稿最後にURLを紹介しています)。

4 終わりに

真夏の東京で、創業手帳×りそな銀行「起業セミナー」に参加してくださった皆さま、本当にありがとうございます。今後も、こうしたセミナーは随時開催する予定です。起業を志す皆さまにとって少しでもお役に立ち、そして、何か1つでも起業する際のヒントになりましたら幸いです。

●創業応援パック
https://www.resonabank.co.jp/hojin/service/kakushu/sougyououen/

●法人口座開設WEB申込
https://www.resonabank.co.jp/hojin/service/eb/webmoushikomi/index.html

●りそなCollaborare(コラボラーレ)
https://resonacollaborare.kalep.net/

●りそなビジネスローン「活動力」
https://www.resonabank.co.jp/hojin/service/kakushu/postsloan/

以上

※上記内容は、本文中に特別な断りがない限り、2018年8月24日時点のものであり、将来変更される可能性があります。

※上記内容は、株式会社日本情報マートまたは執筆者が作成したものであり、りそな銀行の見解を示しているものではございません。上記内容に関するお問い合わせなどは、お手数ですが下記の電子メールアドレスあてにご連絡をお願いいたします。

【電子メールでのお問い合わせ先】
inquiry01@jim.jp

(株式会社日本情報マートが、皆様からのお問い合わせを承ります。なお、株式会社日本情報マートの会社概要は、ウェブサイト https://www.jim.jp/company/をご覧ください)

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